あるお母さんの行動から…。
先日若い訪問リハの先生が、どうして広島では訪問リハビリが活発に利用されているんでしょうね❓と不思議がっていました。
10数年前まで、広島でも小児を看れるPT.OT.STは少なく療育センターなどの専門機関でなければ小児のリハビリテーションはほとんど受けられませんでした。
それが今では、他県に比べてたくさんの障害児が自宅にてリハビリテーションが受けられる訪問リハビリテーションを受けています。
なぜなのか❓ ここすまネットはその秘密を知っています(╹◡╹)♡
10数年前…。小学生になる障害児を育てているお母さんが、息子さんの成長に伴い側弯や変形が進む様子に心痛めていました。
療育センターでの外来リハビリは学年が上がると頻度が減ります。これは仕方のない事ですが、出来るだけ現在の状態を維持してあげたいと願うと、リハビリテーションは欠かせません。
悩まれた末、お母さんは近くの訪問看護ステーションに飛び込みました。
我が子のリハビリテーションをしてくれないかとお願いするために…。
当時その訪問看護ステーションは老人のリハビリテーションは受けていたものの、小児の受け入れはしていませんでしたが、奇跡的にそのステーションに小児のリハビリが出来るスタッフがいました。
皆さんご存知の方もいらっしゃるかと思います。現 訪問看護ステーションあすかの三宅OTです。
この出会いが広島で訪問リハビリが活発に利用されるきっかけになりました。
その後そのお母さんは、自分の子だけではなく他のお子さんも皆んなリハビリを必要としているという思いから、周りのお友達に三宅OTを紹介しました。うちの息子も紹介してもらった一人です。
今現在 三宅OTが所属する訪問看護ステーションあすかには PT 9名.OT 5名.ST 3名が所属しています。
その他の訪問看護ステーションにおいても小児のリハビリテーションを受けてくださるところが増えて来ています。
ひとりのお母さんの我が子を思う行動、そしてそのお母さんの自分だけ良ければではなく、障害のある子たちすべての事を考えた結果が今の広島での訪問リハビリの発展につながっています。
ちょっと素敵な☆みんなに知っていて欲しいお話でした。