離乳食時の椅子の一工夫【Bumbo編】 理学療法士 小柳翔太郎

 早く生まれたお子さん、小さく生まれたお子さんが離乳食を始めるときに困ることの1つに、「食事の時の姿勢」があると思います。
 市販の椅子を使ってみても、お子さんが前に倒れてきたり、後ろに反り返ってしまったりと、身体の小ささゆえに市販の椅子が合わないといった経験をされる方もいると思います。そこで、市販の椅子を使いやすくする工夫をいくつか紹介したいと思います。

 

 

 

※写真の掲載はご両親の許可を得ております。

お尻の部分にフェイスタオルを敷く

 Bumboは、一般的な椅子よりもお尻の部分が深くなっています。それにより、まだ一人で座ることができないお子さんも安定して座ることができるよう設計されています。しかし、身体が小さいお子さんにとっては、姿勢が崩れてしまう原因にもなります。そこで、フェイスタオルを敷いてお尻の部分の掘りを埋めてあげると、姿勢が安定して座ることができます。

ダンボールで背もたれをつくる

 背もたれの高さは、頭より高くしてください。背もたれは、カーブさせることがポイントです。幅は、子どもの肩幅程度にし、肩に少しでも触れるようにしておくと、より姿勢が安定しやすくなります。

角度をつける

 上記のように工夫をしても前に倒れてくる場合には、椅子の前側に座布団を置き、少し後ろに重心がいくように角度をつけると安定します。

 

 

 

 


  • 記事内で紹介している器具・製品等は、当該器具・製品等の取扱説明書等をご覧の上、正しくお使いください。
    記事内で紹介している器具・製品等の使用方法を含め、記事内の方法は、あくまで体験者の参考例であり、安全性等を何ら保証するものではありません。
    また、すべての人に適応できるものではありません。必ず専門のセラピストにご相談の上、使用の際には、お子さんから目を離されないようにご注意下さい。