特別支援学校に入学して2年
特別支援学校に入学して2年。
医療的ケアがある次女は看護師さんがいなければ、学校に通うことができません。
沢山の医療的ケアを覚えてもらい、娘に慣れてもらうまで、週3日、朝の送迎から、下校まで完全付き添い。
実は、今日から午前中の2時間だけ母子が離れる許可が出て(今後は完全母子分離を目ざすと言ってもらえました。)
入学前、相談員さんから、私の負担が大きいから、通学でなく、自宅への訪問学級を勧められましたが、学校にはお友達も沢山いて、学校でしか体験できない刺激も沢山あります。
娘には、他の子どもと同じように学校が楽しい場所だって知って欲しくて、付き添いは覚悟で隣町の特別支援学校まで通学することを決めました。
医療的ケアのある子どもは、私の住む町では保育園も、療育も受けられません。
医療的ケア児支援法が成立し、これから先、少しずつ、障がいのある子どもも、障がいの無い子どもたちと同じように住みやすい環境に変わってくれたらと願います。
庄原特別支援学校は、もともと知的障害のお子さんが多く通っておられた学校だとお聞きしており、医療的ケア児はりんちゃんが通う前は1名のみでした(保護者完全付き添い)。
療育園に通っている年長の頃から、教育相談会に、積極的に参加して、(相談員さん、保健師さんと一緒に何度も学校に通いました)
通学を希望していること、そのためには看護師が必ず必要であること、いずれは母子分離を目指していることを都度伝えていきました。
入学決定後、看護師の雇用を約束して下さり、(もともと1名おられましたが、追加で雇用)入学時には看護師1名追加で雇用して頂けました。
事前に担任の先生や看護師さんが見ても不安無く過ごしてもらえるように『市井りんかマニュアル』を作成しました
入学してからは、病院同士の医療連携を行いました。
それから、特別支援学校に定期的に県の教育委員会から定期的に来校される、医療的ケア児コーディネーターのM先生(もともと教員の方で今はOBだと聞きました)が県の特別支援学校を巡回されて、指導して回られる先生だとお聞きしたので、学校で緊急時の対応や、母子分離が進まないことを直接先生に相談し、M先生から教員の先生に指導してくださり、母子分離を進めようと言って下さりました。
今はまだ2時間という限られた時間ですが、1日でも早くお互いに安心できる環境で完全な母子分離ができるように、これまで通り丁寧に伝えながら進めていきたいと思います。